人工衛星と弾道ミサイルは同じロケットを用いることができる。
日本の宇宙航空開発機構の予算は防衛費(軍事費)に計上されていないけど、ここの衛星を打ち上げる技術はそのまま弾道ミサイルの発射に用いることができる。
何とかビジネスとしても人工衛星の打ち上げができるくらいになっているらしいけれどウクライナから打ち上げたほうが安く打ち上げることができる。
衛星を用いるビジネスでも、打ち上げコストが少しの違いだったら国産のロケットで打ち上げる可能性が高いかもしれないけれどウクライナから打ち上げるのとはかなりの価格の差があるらしい。
割高な国産のロケットで打ち上げた場合、事業主に十分な体力がなければそのコストはサービスの価格となって最終的にユーザーが負担することになるのだろうか?事業主の全体のコストのうちで衛星打ち上げのコストの割合が小さければ、あまり大きな違いにはならないだろうけれども・・・・・
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の弾道ミサイルの技術もそのまま人工衛星の打ち上げに用いることができる。今回の打ち上げ(実験)に成功して人工衛星の打ち上げが順調にできるようになると、ダンピングをしようとしなくても為替レートの関係で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)から衛星を打ち上げたほうが安くなって衛星を打ち上げるビジネスとしてやっていけるようになるかもしれない。
そんなことになったら、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)からしょっちゅう人工衛星の打ち上げが行われることになる訳で、その都度ごとに日本の自衛隊の警戒システムのレベルが上がって緊張することになって大変だろうなぁ。
日本の人工衛星もウクライナから打ち上げられているけど、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)から打ち上げるのは難しいだろうなぁ~たぶん、日本から人工衛星を朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)へ持っていく際に変な関税かけられたりして。
ウクライナからの人工衛星の打ち上げがどのようにやっているのか知らないけど、あり余っていて保管のコストが負担になっているような長距離弾道ミサイル(ICBM)で打ち上げていたりしたら価格の面で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)もかなわないかもしれない。
今は、トマホークで一発1億円くらいのコストでできるらしい。軍事についてあまりコスト云々を言うことは好ましくないことだけど、巡航ミサイルならば弾道ミサイルとくらべてあまりコストをかけないで開発できるし、ジャイロとか精度の優れた民生品で設計すれば一発あたりの単価をかなり安くすることができる。
日本でも何年か前に射程300キロ程度の巡航ミサイルの導入が検討されたことがあったけど公明党の反対によって見送られたらしい。宇宙開発をやっているのに何故この程度のミサイルの導入に公明党が騒いでいたのだろうか?
ミサイルは運搬手段に過ぎないと理解すると、問題は弾頭に何を搭載できるか?ということになる。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は既に核実験を行っていて、やろうと思えば核爆弾を搭載することもできる。普通は、このような兵器は抑止力であって、今までの実際の戦争では弾道ミサイルよりも巡航ミサイルのほうが多く用いられているような感じがする。巡航ミサイルにも核爆弾を搭載することができるけど、通常兵器相当を搭載して地対空ミサイル施設などの軍事施設へのピンポイントでの攻撃ができるからだろう。
続く
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(以下は発射の後に書く)
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)から発射される以前に、誤探知による日本政府からの発射の発表があった。発射していなくても誤探知をされる程ミサイルの情報を仔細に探知することができる。巡航ミサイルはこれとくらべて隠密に発射することができる。
しかし、有事の際には何が起こるか予測できない~GPSが作動しなくなっても弾道ミサイルならばとりあえず発射することはできるだろうけれども巡航ミサイルの場合にはどうなんだろう。
"http://www.aardvark.co.nz/pjet/"ここのだと一発50万円くらいで巡航ミサイルができるらしいけれど、威力や射程距離はオモチャみたいな感じがする。射程距離が短ければバズーカ(対戦車ロケットランチャー)のほうが実用的な感じがする。
19世紀頃の国際法では、国は一等国二等国三等国に分類されていたらしい。現在の国際法では、大国も小国も、先進国も開発途上国も、主権国家としての地位は平等らしい。
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)にしてみれば、主権をもった独立国がテポドンで人工衛星を打ち上げてどこが悪いんだ、ということなのだと思う。もちろん、そのような運搬手段を保有することは隣国(日本)にとって十二分に大きな脅威となることであり、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)がそのような技術を持つべきでないという明確なメッセージを発したいという心情になることは当然のことかもしれない~イラン・イスラム共和国が核兵器を(開発)保有することについて(放送されている範囲では)イスラエルでは誰もがイラン・イスラム共和国が核兵器を持つべきではないと言っているらしい。
1981年に、イスラエルは爆撃によってイラク共和国の原子力計画を頓挫させているらしい。
今回のように朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が日本に対してミサイルを撃ち込んでくる訳でもないのに報道機関が揃ってそのような報道をしていた場合には、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が発射したのでないミサイルが朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の方向から日本へ向けて飛んでくることに最も注意しなければならない。
そのくらい注意深くやっていたから誤探知したのかもしれないし、発射したかどうかのレベルで誤探知するようだと第三国が発射したミサイルで戦争が始まるようなことになりかねないのかもしれない。
田中角栄の娘が科学技術庁長官(大臣)をやっていた時に打ち上げに際して自爆装置を作動させたことがあったけれども、これは不用意に戦争が勃発することを避ける為に自爆させたと理解してよいのかも。
今回の1日前の政府発表の流れはこのようだったらしい。
防空指揮群--航空総隊司令部--中央指揮所--(首相官邸にあるらしい)危機管理センター
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レーダー 政府発表
このルートとは別の発射の情報が自衛隊から秋田県(地方自治体)へも送られていたらしい~別の誤探知だったけれどもこちらのほうは問題ないと思う。
まだ発射台(ランチャー)にあるのに隣の国(日本)の政府が発射したと発表したのだから、そりゃぁ驚いたことだろう。
言い訳にはならなくてもバトルモードになった際の人民解放軍の動きを探(さぐ)る為の謀略だったとでも格好をつけるかと思ったら、すんなりと誤探知だったと認めているらしい。
いずれにしても、不定期船(万景峰号)の日本への入港を禁止するなど、丸腰で強硬な外交を行っているような感じがする。
検索用語
北朝鮮 ミサイル 公明党