不当な取調べが行われていないかどうかを捜査部門以外の警察官が監督する制度で試験的に導入されていたらしい。
試験的に導入した期間で幾つかの禁止行為が上がっていて、不当な取調べを発見できていることから、監督制度が十分に機能していると警察庁はコメントしているらしい。
何をもって不当な取調べと言っているのかと思ったら、容疑者に携帯電話を貸したとかたわいのないことが不当な取調べとして上げられているらしい。
火付盗賊改方(火盗改・かとうあらため)の取調べは厳しかったらしい。取調べの為の拷問の道具なんか今でも博物館みたいなところでみることができるらしい。素人からみれば、取調べ監督制度が導入されれば、そのような取調べを行うことができなくなってしまい(~もちろん取調べ監督制度が導入されていなくてもそのような取調べはおこなわれていない)、解決されるべき事件が解決されないようになってしまうような感じがする。
凶悪犯罪に対しては、警察官の拳銃の構え方を変えるこで対処するよりも拳銃そのものの威力を高めたほうが良い(2008年 9月の記事~何年か前に警察官の拳銃の構え方が変わった~拳銃の構え方を変えることで凶悪犯罪に対応しようとしたらしい)。
火盗改は一般の町民からも恐れられていたらしいけど憲兵や特別高等警察も一般人から怖がられていたらしい。これは映画やドラマで登場する憲兵や特別高等警察が怖い役をやっていてそのようなイメージがあるのかもしれないし実際に怖がられていたのかもしれない。
憲兵や特別高等警察などの秘密警察に現在相当する組織としては、警察の公安部などがあるらしい。公安部は警視庁だけで2,000人体制で活動しているらしい。
日本でイラク共和国のようにテロが頻繁に起きていないのは、このような秘密警察が活動しているからということなのだろう。
一般の犯罪で多少手荒い取調べが行われたとしても担当者(取調べ官)の(犯人であるという)勘がだいたい当たっているという信頼があると思うけど、秘密警察の場合にはどうだろうか?
取調べ監督制度では県警の発表では県警本部と総ての警察署にある取調室にマジックミラー(透視鏡)を設置するというのだから、たぶん警視庁(東京の県警察本部)でも総ての取調室にマジックミラーを設置するのだろう~警察の公安部と同じような活動をしている公安調査庁には取調室が無いらしいのでこのことは秘密警察にとってあまり障害にはならないのかもしれない。
公安部の捜査は、完全に公安部門限定で行われているらしい。他部門が同じ事件を扱っていたとしても、共同で捜査を行ったりしないし、他の部門の警察官とはまったく情報交換をせづ指揮命令系統も他部門とは異なる独自なものとなっているらしい。公安部ではMPと似たようなこと~犯罪に精通した警察官の犯罪を捜査するようなこともやっているらしい。
しかし容疑者は他の部門と同じように刑法犯とかの容疑者ということになっているみたいだ。キリストは一般の犯罪者といっしょに十字架にかけられている。キリストといっしょに十字架にかけられたの人はキリストの弟子とか、そういったような人ではない。
どこの国でも、秘密警察では電話盗聴のような非合法的な捜査が行われているのに、一般の犯罪者と同じ罪名の刑罰を科すようなことは理不尽な感じもするけれど、程度の違いがあるだけで国によっては刑事部でも同様な捜査が行われているのかもしれない。マジックミラーの設置~取調べ監督制度の導入は、日本ではどこかの国のような不当な取調べは行われていない(合法的な取調べが行われている)ということなのだろうか?