NHKは総合放送の場合3,400局弱の放送局を運用して全国放送を展開している~放送局といっても殆どは中継局。現在これだけの放送局を運用しても10万世帯くらいの難視聴世帯がある。テレビジヨン放送をデジタル化すると現状の放送局では難視聴世帯が最大で60万世帯になることが予想されているらしい。
衛星放送の場合、一つの静止衛星で日本全国をカバーできるのでNHKは衛星放送に意欲的みたい~全国放送をする場合、衛星放送にしたほうがコストは安くなる。どういう経緯でそうなっているのだかわからないけれども、中継局はNHKが民放の電波塔の傍に独自の電波塔をもっているケースもあるし、一つの電波塔にNHKと民放がアンテナを架設して共同で利用しているケースもある。
全国放送をする場合、民放のキー局も衛星放送にしたほうがコストが安くなるし、系列の地方局のない県でも視聴できるようになる。
衛星放送で民放がNHKのように地上波とほぼ同じ番組を放送するようになる~それはNHKにとって競合の参入であり好ましくないイメージをもたれているかもしれない。しかし、民放がそのような放送を行うことで、衛星放送全体の視聴率が上がり、衛星放送が地上波と並ぶ基幹メディアとなり得る(?)。衛星放送を受信できるテレビをもっていてもパラポラアンテナを架設していない世帯は多い~このあたりは地上波アナログ放送の問題がほんとうにできるか?という不安要因でもある。
テレビジヨン放送のデジタル化って地方局もやらなきゃダメなの?新しい放送設備を揃えなくちゃならないから大変そうだね。
賛否両論が分かれて喧喧囂囂となるようなことに関係する報道だとかなり露骨な偏向報道が行われるだろうと思っていたけれども、そうでもないかもしれない。六ヶ所再処理工場の直下の断層についての報道は、それぞれの放送局の報道を別個に視聴していたとしたら特に違和感はなかったと思う。
しかし、新聞報道の翌日に、ある放送局では活断層について研究した大学教授のインタビュー(建物なんかムチャクチャに壊れるような話をしていた)を報道して、ある放送局では日本原燃の反論(事前に断層は認識していたが活断層ではないという反論)だけを報道しているみたいで、くらべてみるとスタンスの違いがはっきりとしている。~このことが悪いということではない。もともと不偏不党な報道などできはしないのだし、様々な意見が報道されることは良いことだ。それでは不偏不党ということで受信料をとっているNHKではどのような報道が行われていたかというと活断層についてローカル番組でも続けては報道されなかったみたい。NHKだけじゃなくて、すべてのテレビジヨン放送局で75歳の地元出身者がエベレストに登頂したことが報道されていたけど、活断層については翌日も続けて報道している放送局と報道していない放送局があったみたい。
六ヶ所再処理工場というのは核燃料の再処理工場で、ウランとプルトニウムを取り出すことができるらしい。
ウランやロトニウムからは原子爆弾ができる。プルトニウムはウランよりも少量で超臨界するのでミサイルへの搭載に向いているらしい。日本はこの分野での技術の蓄積がないらしいけれども、どんなに下手にやっても効率の良悪は別にして原子爆弾を爆発させることはできるらしい。効率の良悪というのは大爆発を起こす前に原子爆弾の核物質(ウランあるいはプルトニウム)が四散してしまい極一部の核物質だけが爆発する為に効率が悪くなるということで、このことの処理が原子爆弾を開発する課題となっていたらしい。兵器用の純粋なウランやプルトニウムがあれば効率の良い爆発を起こすことができるらしい。イラン・イスラム共和国のウラン濃縮が問題になっているらしい。一般に3%くらいの低濃縮ウランは原子炉の核燃料として、濃縮度90%を超える高濃縮ウランが兵器用に使用されているらしい。
ウラン濃縮の残りかす(副産物?)として劣化ウランができるらしい。劣化ウランは鉛よりも比重があり砲弾に用いられている~日本の自衛隊では装備されていないけど実戦で用いられている。戦車砲も弾道を安定させる為にライフルになっているものが多いが、より砲弾を強く発射する為に主力戦車ではライフルの溝から力が抜けない滑腔砲が搭載されていることが多いらしい~このように少しでも威力を高めようとするなかにあって砲弾にタングステン合金や劣化ウランが用いられている。
テロや有事の際に原子力施設が攻撃目標になるのは単に心理的なイメージの効果だけではなく戦略的な意味もある。再処理をしていない原子炉級プルトニウムからも原子爆弾ができるらしい~現在のウランの需要量よりも採掘量が少ないのは再処理を前提にしてバランスがとれているのかもしれない。兵器級プルトニウムを得る為には、あまり発電をしないで原子炉の核燃料を取り出したほうが良いらしい。イスラエルはイラク共和国が原子爆弾を保有することに危機感をもち1981年にイラク共和国の原子炉を爆撃したことがあるらしい。
六ヶ所は再処理工場・ウラン濃縮工場だけじゃなくて低レベル放射性廃棄物埋設施設や高レベル放射性廃棄物貯蔵管理施設もあるらしい。殆どの再処理は外国に委託していたらしい。 イラン・イスラム共和国がウラン濃縮を止めようとしないのでイスラエルにとって脅威となっているらしい。
日本の六ヶ所再処理工場は国内問題。賛否両論が分かれて喧喧囂囂というよりも、ウランやプルトニウムは危ないというイメージが強く反対意見が殆ど。そのようなニーズがあることが、以前は安全なイメージをもたれるように報道していたのが、原子力施設の安全性に疑問を抱かせるような報道を行うようになってしまった可能性もある。
周期的に地震を発生している断層を活断層というらしい。13万年くらい活動していない断層は耐震設計上考慮しなくてもよいことになっているらしい。断層のことはわからないけど再処理工場の場所って、とりあえずミサイルが飛んで来そうなところから離れている~このことから断層を過小評価させるようなことがあった可能性もある。どんなに地震が発生する可能性が低くかったとしても沖縄でウラン濃縮はできない。また、六ヶ所再処理工場に反対する立場から本格操業直前に行われた調査であった可能性もある。素人の立場では状況証拠から推測することしかできないけれども、どちらも疑わしい。
地元新聞などで報道された研究が事実だったとすれば、国の耐震指針の約13万年前以降云々に確実に該当するので、そのことについて国が何らかのアクションがなければおかしい。日本原燃も"立地地域の皆さまを中心に多くの方々をいたずらに不安に陥れる内容"が一部で報じられているという反応で、今回の報道に対する日本原燃の科学的根拠に基く考えを示している。こうなると専門知識のない殆どの一般人にとってはどちらを信じるかという話になってしまう(?)。
それぞれのテレビジヨン放送局がそれぞれの立場で世論を導こうと努力することで視聴者は複数の見解があることを知ることができる。そのような競争の結果として、放送時間の長短ではなく視聴者を納得させるようにデータを示しながら科学的な解説をするようになることが望ましい。それぞれのテレビジヨン放送局が同じ方向で偏向報道を行うのも好ましくない~確実に世論がその方向に導かれてしまう。実際には、そのようなケースが多いかもしれない。
最も好ましくない偏向報道は、本来報道すべきことを報道しないこと。
アナログのテレビジヨン放送が終了するとテレビジヨンで放送されるのは暗号化(スクランブル)されたデジタル放送だけになる~日本のデジタル放送は暗号化された放送でデコードしないと視聴することができない。デコードする暗号キーはB-CASというICカードに書かれているらしい。別に暗号化しなくてもデジタル化するだけで放送をする際にコンテンツ(番組)にタグを付けることができるので視聴者が録画したコンテンツの整理が容易になる。
暗号化された放送をデコードするB-CASは、約款で日本国外へ持ち出すことが禁止されているらしいので、そうだとすると外国で衛星放送を受信することがまずくなってしまう。
デジタル放送に対応した全てのテレビ受信機にはデータ放送に対応したブラウザが搭載されている。双方向サービスのテレビ受信機から放送局へのデータの送信にはこのブラウザが用いられているらしい。素人がみるとテレビに関する個人情報のセキュリティが危ないんじゃないかと思えるんだけれども、どうなんだろう?B-CASで視聴者を特定することもできるみたいだし本当に大丈夫なのかな?デジタル放送のスクランブルを破った(?)チューナーのフリーオ(Friio)は放送局への送信機能がないらしい。
誰がどのような番組を視聴していようと勝手でしょ。テレビジヨンの視聴状況をモニターする必要なんてあるの?
六ヶ所再処理工場のように賛否両論が分かれる問題では、放送局のコンセプトがある程度わかり易くなることがある。しかし、たいていの場合には、どの放送局も同じような方向で報道をしているので、どの番組を視聴していようとモニターする必要がないケースは多い(?)。
難視聴世帯があると雖も、NHKの場合には全国の都道府県でテレビジヨンの地上波放送を視聴することができる。地上波放送では都道府県によって視聴できるチャンネルの数が異なる。地方によっては視聴できないチャンネルが幾つかあるということだけれども、このことは視聴者にとって大いに公平性に欠ける問題。そして、その視聴者が他のチャンネルも視聴しようとしてパラポラアンテナを架設するとNHKから衛星放送の受信料の請求が来るというのが現状。
衛星放送だと、全国一律の放送が行われるのでローカル番組がなくなってしまうという問題がある。
地上波放送だと、同じ野球中継の番組で関東広域圏では巨人戦を近畿広域圏では阪神戦を放送するようなことが行われているらしい。デジタル放送だとマルチ編成(一つのチャンネルで同時に複数の番組を放送)で対応できるのかな?いずれにしても何十チャンネルもマルチ編成できるわけじゃないから衛星放送にしちゃうと基本的にローカルの報道ができなくなってしまう。衛星放送と地上波の二本立でやっていけばいいわけだ。
ローカル放送の番組は、ローカル局のサイトで知ることができる。ローカル局のサイトへはキー局のサイトからたどることができる。(キー局からたどれるローカル局のサイトの例
http://www.nhk.or.jp/lnews/ http://www.ntv.co.jp/info/outline/domestic.html http://www.tbs.co.jp/jnn/
http://asahi.co.jp/info/network/index.html http://www.fuji-network.com/ http://www.tv-tokyo.co.jp/index/txn/index.html ~これらの他に独立系の地方局があるらしい)
NHKの衛星放送は地上波放送と殆ど同じ放送をしているサイマル放送じゃなかったわけだ。
地方局の番組内容をみると放送や報道の本質がみえてくる(?)。NHKも全国放送を展開しているというだけで地方局と同じ。日本では現在、ドラムスキャナは製造中止の方向にあるみたいだけれども、国産できる以前にはスキャナはアメリカ製かイスラエル製が殆どだったらしい。
純粋な娯楽番組もあるかもしれない。報道番組と娯楽番組を分類するとワイドショーは報道番組(?)それとも娯楽番組(?)。
どのような報道でも視聴されないことには始まらない。テレビのスイッチをつけて視聴したいと思われるような報道をするようになるのは当然の成り行きかもしれない。
ニュースキャスターなどが面白おかしく報道をするのは好ましくないことだと思うけど問題ない範囲。問題ない範囲といっても牧師や神父などがニュースキャスターのように面白おかしく説教をしてもよいのか?というと微妙なところ。インターネットでリサーチしてみたところ実際にそのような説教をしているサイトがあった(http://www.harvest-tv.com/)~他の番組のご年配のニュースキャスターのほうがキャスターとしての力量がある感じ(?)。アメリカでは、若い娘がアナウンスするよりもご年配のニュースキャスターが面白おかしく報道するほうが好まれているみたいだ。
日本には陸続きの国境がない。日本の防人(さきもり)は限られたルートからの侵攻に備えていて総ての沿岸を警備するものではなかった~いわば大きな堀に囲まれていたようなものだったのかな?海に囲まれていると雖(いえど)もグレートブリテン島は頻繁にヴァイキングの侵攻を受けている。一口に島国と言っても事情は随分と異なるみたいだ。
ともかく日本の場合には天然の海に守られていたみたいで、陸続きの国境をもった国とくらべると紛争や紛争の火種の当事国となることを避けることが容易だったのかもしれない。
地方局の報道番組ではローカル(県内)のニュース~全国のニュース~国際ニュースとエリアで分類して報道していることが多い。陸続きの国境をもった国だと隣国への関心も高くなるので国際ニュースの割合が多くなるのかもしれない。
また、平和に暮らしている殆どの一般人にとって国際ニュースは日々の暮らしとかけ離れたエンターテイメントに過ぎないのかもしれない。大きな事故や災害などをまるで映画のように視聴するあるいは視聴させるのはいかがなものだろうか?
例えば、ドラマや映画では犯罪が行われている状況を視聴することができることが多い。しかし、実際の犯罪では犯行状況はわからないのであって、もし凶悪犯罪等の現場の映像を記録できたとしたら、それは警察の捜査資料となるだけではなくスクープとなり得る。犯罪に限らなくても報道として視聴させる場合このようなスクープ映像に対して何の規制もないのだろうか?たいていの場合そのようなスクープはできないことだから、そんなことは問題にしなくてもいいのかな?擬似的に再現するのはどうなんだろう?
たぶん報道での暴力表現を規制する法律はないと思う。テレビのレイティングやってるところでは報道番組に対してレイティングをかけているのかな?
これってドラマや映画とくらべて上品な暴力表現で、上品な暴力映像の視聴方法じゃないの?
いつの間にかNHKは総合放送で24時間放送をしているみたい。NHKは報道番組と娯楽番組を分類していて、総合放送の24時間のうちのおよそ48%の時間を報道番組にあてているらしい。夜中はあまりニュースをやってないんでしょうけどね。
もし総合放送で24時間ニュースだけを放送していたとしたらどうだろう?配信されているニュースや独自取材したニュースをアナウンスするだけ~これではNHKが視聴されなくなってしまう?
実際に放送時間の多くが報道番組なのだから報道番組そのものを面白くしようとする。アメリカのようにジジイが面白おかしく報道する方法は意外とコストがかかるらしいし。面白いニュースが配信されていればいいけれども、手っ取り早い方法として適当に犯罪などのニュースを混ぜて暴力シーンを放送しているらしい。
どうも暴力表現が好まれているみたい。大きな事件や事故が起こると、そのことについての関心が高まるのは、各放送局が揃って報道しているからかもしれない。
報道番組に限らないけれども、どのような方法にしてもテレビのスイッチをつけて視聴したいと思われるような番組を制作しようとする。暴力シーンはその為の最も安易な方法みたい。事故や犯罪のコンテンツを適当に混ぜれば報道すべきコンテンツも視聴されるということなのだろう。
もちろん視聴者によって面白いと思う番組のコンテンツは異なるのであって暴力シーンが全く面白くない視聴者もいる。だから多様な面白さをもった番組を制作しようとするのだけれども、その要素の一つとして暴力シーンが定番になっているみたいだ。
地方局の報道番組って面白いから視聴されているのかな?~このことを考えると全国放送と地方放送は並立していたほうがよいかもしれない。全国放送だけでよいのなら衛星放送にしたほうがコストが安い。地上波と二本立でやっているけれども地方局が多い都道府県と地方局が少ない都道府県という都道府県によってローカル情報に格差が生じている(?)。
このことは単に地方によって地上波で視聴できるチャンネルの数が多い少ないの問題ではない。
六ヶ所再処理工場のように賛否両論が分かれる問題について積極的に報道するのは良いことだと思うけれども他の地方局の放送エリアの視聴者との間で情報格差が生じる(?)~他の放送エリアの視聴者にそのような情報欠落があるのは当然のこと(?)。
全国放送で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の弾道ミサイルについて報道されていてる。もちろん、そのことを報道したから日本まで届くミサイルの数が減るもんじゃない。
沖縄では中華人民共和国の短距離弾道ミサイルについて報道されているのだろうか?朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が保有する幾つかの弾道ミサイルでビビッているみたいだけれども、沖縄まで届く弾道ミサイルが毎年、何十という数で増えている~このことをちゃんと報道しなければ大きな情報欠落が生じることになる。たいていの人は受信料は日本全国で同じだと思っているみたいだけれども実は沖縄だけ少し安くなっている。
このような好ましからざる偏向報道をやっておきながら他の都道府県ではちゃんと全国均一の受信料を請求してくる。
日本のビデオリサーチ社は地上波の32の放送エリアのうちの27エリアで視聴率調査を行っているらしい。エリアの数が都道府県の数よりも少ないのは大都市圏で広域放送が行われているからみたい。関東広域圏は一つの放送エリアだけで1都6県の4,000万人以上~日本の人口の30%以上をカバーしているらしい。関東広域圏のほかに都県ごとのエリアでの放送も行われているらしいけど一つの都県のエリアごとに一つの地方局しかないらしい。
関東広域圏ではキー局がローカル放送を行っているらしい。エリアの広さとあわせて推測すると関東広域圏ではキー局だけだとローカル局として報道すべきことが欠落する可能性が高くなるシステムかもしれない。他の都道府県のローカル情報なんてどうでもいいことが多い(?)。このエリアの視聴者はキー局を視聴することもできるし地方局を視聴することもできる。たいていの場合、番組内容はキー局のほうが面白いらしい。県域で地方局が一つしかないと特定の偏りをもった報道しか行われないことが懸念される。もちろん、複数の地方局があっても大きな欠落があることもあるし1局だけでもそのようなことがないこともある。
関東広域圏では、キー局によって東京を散策する番組が幾つか放送されているらしい。観光地などを訪れる番組じゃないみたいだから広域圏で放送すると東京以外での視聴率はどうなんだろう?六ヶ所再処理工場のように賛否両論が分かれる問題や利害関係が絡む問題はあまり報道されていないらしい。他県のゴタゴタなんてどうでもいいこと(?)なので広域放送には向いていないのかな?そんなのを面白と思う視聴者もいるかもしれない。関東広域圏は平野が多いので各県の地方局の放送を他の都県でも容易に視聴できるらしい。衛星放送にすれば全国放送のコストが安くなるし、系列の地方局のない県でも視聴できるようになる。キー局の番組を中継することは地方局にとっては一つの利権なのかもしれない(?)。利権という表現はまずいかもしれないけど、放送設備を揃えてキー局の放送を中継すれば中継料が得られる仕組み~だからキー局がNHKのように地上波とほぼ同じ番組を衛星放送で放送しようとすることに対しては何が何でも止めさせようとする。
東京では地方以上に賛否両論が分かれる問題や利害関係が絡む問題がある筈なのに、テレビではそのことについての情報が欠落しているのかもしれない。東京周辺の地方局は番組内容も面白いらしく名ばかりの地方局なのかもしれない~もちろんNHKの総ての地方放送局が名ばかりのローカル放送を行っているというわけではない。